株価はどのように決まるのか

株というものは、その株を買いたい人が多ければ多いほど株価が上がります。
反対に株を売りたい人が多くなると株価が下がるという仕組みになっています。
今回は、株価について環境スペースが解説していきます。


■株価の決定

株価の決定には以下の3つの原則があります。

・成行注文優先の原則
 値段を自分で設定することができる指値注文と、値段はお任せで指定する場合の成行注文があります。
取引の際に、値段を決定する必要の無い成行注文を優先するものです。

・価格優先の原則
 価格優先で取引を行う場合は、株を高く売りたい人、または安く買いたい人からの注文を優先的に取引していき、双方の希望価格が一致した場合に取引が成立するというものです。
また、希望額が一致しない場合は銘柄の人気により株価に変動が出ます。
このような折り合いの末株価が決定します。

・時間優先の原則
 株を同じ値段で売買したいという人が大勢いる場合は、注文の時間が早い人から順に取引を行うものです。
また、取引の開始時と終了時までに受けた注文を価格優先の原則ですり合わせ、取引を成立させていくものになります。

株式投資の初心者はこれらの原則を知っておくことで、株の売買が成立しなかった際にどうしたら良いのか対策を立てることができます。


■株価の変動はなぜ起こる?

株価は、売る人と買う人がいて初めて値段が付き、売買が成立します。
株価も、需要と供給のバランスによって株価が変動しています。
株を買いたい人が多くいる時は、買い気配となり会社の業績が良かったり新商品が発表されたりしたときは、需要が多くなり株価もどんどんん値上がりしていきます。
しかし、それとは逆に、業績が下方修正されたり不祥事が発覚したりすると、企業のイメージが悪くなって株を売りたい人が多くなって売り気配となります。
不祥事などが無くても、株価がこれ以上上がらないと株主が判断した時も、株を売りたい人が多くなり売り気配となります。
多くの株主が一気に株を売ることになれば、株価は急落するでしょう。
しかし、株主は、これ以上株価が下がらないと判断した株については、これから上がる一方だと思い買う進めることもあります。
こういった株主の行動によって株価は、絶えず変動しているのです。
株価は、投資家の思惑によって大きく左右されることもあるので、投資を始める時には株価の変動に注意しておくようにしましょう。
株式投資は、先を読むことも大切です。
株を購入した会社のニュースなどもこまめにチェックし株価の変動に敏感でいましょう。