株価が暴落してしまた時の対処法

トレーダーにとって株価の暴落は大きなダメージとなってしまいます。
しかし、優秀なトレーダーであれば、株価が暴落してしまった時でもきちんと対処することが可能です。
それでは、どのように対処すればよいのか環境スペースと一緒に見ていきましょう。

■株価が暴落したらどうする?
一般的に、株価が暴落した時の対処法は「売る」「買う」「耐える」の3つがあります。
・普通のトレーダー
普通のトレーダーは、株価が暴落したらすぐに株を売る行動に出ます。
損切りをして最低限のリスクにとどめる場合もあります。
しかし、トレーダーの中には暴落しているにも関わらず損切りの判断をしないままとりあえず株価の暴落が落ち着くのを待つ人もいます。
こうなってしまうと、損切りした時よりも大きなリスクを負ってしまうので注意が必要です。
・堅実なトレーダー
堅実なトレーダーは、長期投資を好む傾向が強く、暴落した場合でもすぐに株を売るようなことはせずに、長期的な視野で株価を判断していきます。
長期投資を行うトレーダーは、投資期間中に50%以上株価が暴落することも理解して投資を行っているため、暴落に慌てることなく耐え続けるトレーダーが多いです。
中には、暴落したことを逆手にとって株を買い増しするトレーダーもいます。
・優れたトレーダー
優れたトレーダーは、株価が暴落したら積極的に株を買い増します。
暴落した後は、株価は上がるだけなので株価が復活した時に売却して利益を得るのです。
暴落時は、優良株の株価も安くなっているので株を買うのです。

■株を買うならどのタイミング?
2008年に起きたリーマン・ショックの時の株価は、高値から約60%も価格が下がったと言われています。
2015年のチャイナ・ショックでも、高値から約20%程株価が暴落しました。
株価が暴落した時のに株を買い始めるタイミングは、金融機関が原因の暴落では20%、地政学リスクなどが原因の場合は10%が目安です。
株価が暴落した原因によっては、棒イラク期間が長くなる場合もあるので、一概に決めつけることはできません。
実際に、リーマン・ショックの時は、60%も下落したわけなので、株を買うタイミングは事態の大きさをきちんと把握して判断するのが良いでしょう。

■暴落時の資金投入は控えめに
株価が暴落している時は、株を安く買うチャンスの時でもあります。
しかし、株を買ったタイミングが底値だとは限りませんよね。
そのタイミングが底値かどうかは、後になってわかることであり、購入後も暴落が続く可能性も多いにあります。
そのため、株の購入は一度に大量買いするのではなく、複数回に分けて購入するのがおすすめです。

株価の暴落は頻繁に起こるものではありませんが、事前にシミュレーションしておくのも良いでしょう。
どう対処するのがいいのかを理解しておくことで、慌てることなく冷静に行動できると環境スペースは思います。